~タイと日本の食の「温度差」のお話~

ブログ

~タイと日本の食の「温度差」のお話~

タイ人の友人C君とお昼を一緒に食べる機会があったので、デリバリーで我が家の大好きな 日本ラーメン,

チェンマイ59ラーメンの「冷麺」を注文し、彼にも食べさせてみることになりました。

チェンマイにある、旨すぎる某ラーメン店で注文したのは「ラーメン・イエン」。 イエンはタイ語で「冷たい」の意味です。

我が家はみんなラーメン・イエンが大好きです。

ここのデリバリーでのラーメン・イエンは、 冷麺のタレが冷凍してあり、それを麺の上に載っけてあるので、 家に届いた頃には程よく溶けているか、すこしまだ固まっているところが残っているような感じで、 しっかり「イエン」冷た~い冷麺を食べることが出来ます。 手作りのチャーシューも載っていて旨すぎる!

暑いタイのランチにはもってこいのメニューです。

さて、我が家では大人気の冷麺ですが、C君はどうでしょうか?

無表情でもくもくと食べているので、

「アローイ・マイ?」美味しい?と聞いてみました。

「ゴー・アローイ」と、まあ美味しいかな…みたいな反応です。

そして「プレーク(変わっている)」とのことです。

プレークの意味はこちら。

なんだかラーメンアイスクリームを食べているようだ、と。

どうやらラーメンが冷たいというのは、タイ人にとっては「変!」なようです。

そうめんのことも知っていて、そうめんも「変わった食べ物」なのだそう。

日本では、湯がいた麺を冷水で冷まし、さらに氷まで載せて麺を冷やして食べるそうめん。 氷が溶けてきたらさらに氷を足して、とにかく冷たい状態で食べたいものです。 冷麺も、ぬるくなってくるとちょっと残念になってしまいますよね。 暑い夏には、つめた~いそうめんや冷麺、ざるそばやざるうどんが食卓に何度も登場します。

タイは暑いのに、どうして冷たい麺を食べないの??と我が家にとっては逆にそこがナゾです。 でも、実際冷たい麺を食べる習慣はタイにはありません。

クイッティアオ(米麺のタイ料理)のお店は至るところにあり、クイッティアオはタイ人が毎日食べている 麺類の定番メニューです。

チキンスープのようなあっさりしたものとか、トムヤムの辛いスープなど、スープには色んな種類があり、 麺も、細い麺、黄色い玉子麺などを選ぶことも出来ます。

このクイッティアオのスープは、温かいです。というよりぬるい?です。 「ヘーン(乾いた)」といって、スープが無いクイッティアオもあるのですが、冷たくはありません。 暑いタイで、温かいスープのクイッティアオを、汗をかきかき食べるんです。

暑いのだから冷たいものを食べて暑さをしのぐ、というのは日本のやり方。

タイでは「辛~い唐辛子」を食べて暑さをしのぐんです。

辛いの食べるとよけい汗かくじゃん!って感じですよね。でも汗をかくから体を冷やせる、 といわれてみれば、たしかに…そういうことになるんですよね。

ちなみに、辛いものを食べて、ヒリヒリになった口の中をどうにかしたい場合、 たいてい冷たい水を飲みませんか? でも辛い口の中をどうにかするには、スープを飲むと良いらしいです。 確かに、カオマンガイとかガパオライスなどには、よくスープが付けてあるんですよね。

冷たい麺を食べないタイ人ですが、逆に熱いスープのラーメンは?

というと… 日本人のようにアツアツにはこだわりません。ぬるいクイッティアオをいつも食べているからでしょうか?

旨すぎる某ラーメン店のお話ですが、そこで雇われているタイ人に、スープはアツアツでなければいけない! っていうことを教えるのにとても時間がかかる、とのことです。 平気でぬるいラーメンをお客さんに出してしまうのだとか。

日本人としては、ラーメンはやっぱりアツアツのスープですよね。 暑い夏であっても冷房をガンガン効かせた室内で、やっぱりアツアツのラーメンをすするものです。

このぬるいクイッティアオ(それはそれで美味しいです!)の国タイで6年近く子供時代を過ごしている 我が家の次男は、超猫舌になってしまい、炊きたてのご飯に氷を載せたり、 出来上がったカップヌードルにも氷を入れるようになってしまいました…。 アツアツの日本米ほど美味しいものはないのに…。

ところで、冷たいラーメンに少々引き気味のC君でしたが、 また食べてみたい?と意地悪ですが聞いてみました。

C君の答えは

次に食べるときには、電子レンジで温めて食べる。!!」

なんという贅沢

冷麺を注文して、そのわざわざ暑いタイで、氷を使って冷やした冷麺を、更に電子レンジでチンして食べたいなど、、、

最初っから、冷やすな〰。

冷麺やない!ただの、ぬるい麺や 〰!

いやただやないで、89バーツやで、、、、

Cくんの答えには、驚くばかり、、、

でも、家族全員で笑ったのでした。チーン <(_ _)>

以上、タイと日本の食の「温度差(文字通り)」のお話でした

お後がよろしいようで、、、

タイトルとURLをコピーしました