皆さんは、タイ語を学んでいて、「何これ?意味わからん。なんでこうなるん(広島弁)」と心の中で毒ついたことはありませんか?このシリーズはそのような理不尽なタイ語の謎に迫ります。
謎1 ガーラン
ガーラン์がつく子音は発音しません。詳しくはタイリンガル様が細かい説明をしています。
では、発音しないのになぜガーランがつくのか?その子音ごと消してしまえば良いじゃないか⁉︎と思われませんか?だってなくても読み方は同じなんですから。
ガーランは外来語によく付きます。タイ語は、半分以上が外来語なんじゃないか、と言われているくらいですから、ガーランが付く単語も少なくありません。
1.英語・フランス語からきた場合
英語圏から入ってきた単語につくガーランは割とちゃんとした理由があります。
理由:発音がそれっぽくなる気がするから
それで、英語圏からの単語にガーランがつくときは、末子音字の前に来るのが多いようです。
2.バーリー・サンスクリット語からきた場合
バーリー・サンスクリット語は、上座部仏教と共にアジア全体の言語に大きな影響を与えた言語です。
นัตถ์ กัณฐ์ ทุกข์
この三つだけを見て、関係性が分かった方は、日本人ではない可能性があります。DNA検査を受けてください。
詳しいことは省きますが、上の表の同じ列にある子音が続くことが多いようです。(めっちゃ端折ってます) これ、タイでは中学三年生の国語で習う内容です。私も勉強しました。テストはの結果は..察してください。
「苦しみ」
では、なぜガーランが付いているのか、それは、ズバリ
バーリー・サンスクリット語の音、特に末子音が多すぎて、タイ人がめんどくさくなって似た音を発音しなくても良いように、ガーランを付けた。(言い方)
というのが真相だそうです。確かにガーランのおかげで、発音する音は減りましたが、書く方にとってはたまったもんではないですね。